サツマイモを水耕栽培で芽出しする方法

サツマイモの水耕栽培方法 サツマイモ栽培
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サツマイモ作るには、土に植える苗を用意する必要があります。

その苗を作る方法に、水耕栽培という方法があり、水だけで生のサツマイモから苗を作るための芽出しができます。

作物を育てるとなると最初から土を用意してと思ってしまいそうですが、芽出しに土は必要ないので、サツマイモ作りを試してみたいときに、水耕栽培は気軽に始めることができる方法です。

サツマイモを作るには?

サツマイモを作るのに必要になるのが、生のサツマイモです。

サツマイモは、一般的に種をまいてできる作物ではなく、苗を育ててそれを植えていくことでサツマイモが出来る作物です。

その苗を作るためには、生のサツマイモから芽出しという工程が必要になります。

サツマイモの芽出し方法

サツマイモから苗を作るための芽出し方法には、水耕栽培やポット栽培など、いくつかやり方があります。

  • 水耕栽培
  • ポット栽培

ここでは、水耕栽培(2022年作業実績)を利用してサツマイモの芽だしをした方法をもとに説明していきます。

サツマイモの水耕栽培による芽出し方法

サツマイモの芽出しを流れを簡単に書くと下のようになります。

  1. サツマイモをお湯で温める
  2. 容器(トレイやペットボトル等)を用意して水を入れる
  3. 芽を発芽させる暖かい環境に置く
  4. 定期的に水を入れる。また交換するなど手入れをする

簡単に言うと、容器に水を入れて、サツマイモを入れるだけ。なので芽出しのための作業は簡単です。

また水耕栽培は、サツマイモがよく見えるので、芽が出たかどうかわかりやすく、また手軽に取り組むのにいい方法です。

サツマイモの水耕栽培で必要なもの

用意するもの

水耕栽培でサツマイモから芽出しをするのに用意するものは、サツマイモとサツマイモを入れる容器、そして水です。

  • サツマイモ
  • 容器(サツマイモを入れる)

あると良いもの

また、あると良いのがボールと温度計です。

これは、サツマイモを温めてサツマイモの表面についているかもしれない菌やウイルスを死滅させる対策に使います。

  • ボール
  • 温度計

また、温めることでサツマイモが発芽するスイッチを入れる効果もあるようです。

芽出しするサツマイモを温める方法

ボールとお湯を用意します。

やかんやポットで沸かしたお湯をボールに注ぎます。

お湯の温度は、約47度から約50度ぐらいにします。温度計がある場合、温度を測り温度が高ければ水を足して調整します。

また、温度に関して、正確にこの温度じゃないといけないとことはなく大体でいいと思います。

温度計がない場合、お風呂の熱いお湯の感覚よりちょっとだけ熱いと感じるぐらいの感覚でもいいと思います。

ボールとお湯

サツマイモを用意して、お湯の中にサツマイモを入れます。

入れる時間は、48度ぐらいのお湯に40分ほど入れます。

サツマイモを入れると用意したお湯の温度は下がります。また時間がたつと下がっていくので、気になる場合、こまめに温かいお湯を足すといいです。

ボールの温度とサツマイモ

余談ですが、私の経験上、お湯の温度は、40度前半や50度ぐらいのときでも発芽しました。

また、サツマイモをお湯に入れておく時間は、一応40分ですが多少前後しても大丈夫です。30分や1時間入れたサツマイモも発芽しましたので、温度や時間は、神経質にならずにおおよそで大丈夫です。

芽出しするサツマイモを入れる容器を用意する

サツマイモと水を入れても大丈夫な容器(トレイやペットボトル、プランターの受け皿など)を用意します。

適当な容器がないとき、100円ショップなどでサツマイモが入りそうな容器がいくつもあるので、それを利用する方法もあります。

水の量は、サツマイモの3分の1や4分の1ぐらい浸る感じで入れます。根が張ってきたら根に水が付くように入れます。

トレイに入れたサツマイモ

私がした方法は、サツマイモが入る大きさのペットボトルに入れました。

ペットボトルを縦に半分にカッターで切って容器を用意しました。ただ、ペットボトルの容器の底が固く切るのに手間取ったので、柔らかいペットボトルが今はあるのでそれを使うと良いと思います。

ただ、プラスチックは柔らかいので水を入れるときなど動かないように気を付ける必要があります。

ペットボトルに入れたサツマイモ

ペットボトルの場合、縦に半分切る場合、固い部分があるので切るのが大変だと思います。そこでプランタ―の受け皿を使用すると切ったりする手間がなく楽です。

プランターの受け皿に入れたサツマイモ
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サツマイモから芽を発芽させる暖かい環境を用意する

サツマイモを発芽させるには、温度が重要です。できる限り暖かい環境を整えると芽が出やすいです。

私の場合、室温20度以上で、昼間は太陽が当たる窓際で太陽が出ているときは、25度以上になるだろう環境に置きました。

ただ、窓付近は夜など気温が低くなるので、時間により窓から離れた温かい場所のほうに移動させるなど工夫することで発芽が早くうまくいくはずです。

私のした環境では、ハッキリをそれなりの芽のつぼみが出たと確信したのに2週間ぐらいを要しました。もっと気温が高いともっと早く目が出るでしょう。

サツマイモの芽を出す・苗を育てるために手入れをする

容器に入れた水は、時間とともに減っていくので数日置きに水を足します。

また、生ものなので同じ水のままだと濁ってきます。できるときは水を全部交換します。ついでに容器もさっと洗うといいです。

一応、毎日、または2日に1回は水を交換するほうがいいらしいのです。しかし、そんなにマメにしなくても毎日様子を見ながら水が足りなければ足し、汚れそうだと思ったら交換するぐらいでも苗は育ちます。

芽の出る数について

1つのサツマイモから出る芽は、1つではなく、数個からうまくいくと10個以上でます。

一気に複数の芽がでませんが、徐々に芽が出て、そして苗が順次育っていく感じです。

育った苗が多くなれば、それだけ多く植えることができます。

順調に育てることができればサツマイモの大きさにもよりますが、1つのサツマイモから10以上の苗が取れます。

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